TV放映版 エヴァ新劇場版Q

特別見たいとは思っていなかったけれど、いざ見てみるとけっこう楽しめた。

何がどうなっているのかさっぱりわからない、徹底的に重要な部分の説明を全くしない感じが昔から変わらず。

細かい部分に踏み込み気にはなれないけど、他所の考察を見ているとなかなかに中二心をくすぐられてしまう。

 

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オッド・トーマス

かなり終わりの方まで、パッとしない青年の妄想話なのではないかと疑って見てしまった。

ヒーローものというにはスケールが小さく、モノローグがハードボイルド風ではあるけれど、そういってしまうにはライトすぎる。

ティーン向けの感じが強くちょっといただけなかった。

アンチヴァイラル

偶像と化したセレブの疾患を取引し、培養した筋繊維をステーキ肉として売り買いするかなり狂った世界で、体を張った密売をする男が陰謀に巻き込まれるスリラー映画。

派手な切った張ったはないけれど、どアップで映される注射のシーンやグロテスクな培養細胞、主人公シドの姿や行動がどこかむずむずしてくる感覚を掻き立てる。

ホラーといってもいいくらい怖い映画だった。

死霊館

見えるか見えないかというぎりぎりの暗がり、思わず眉間にしわが寄せて見てしまう暗闇の変化、肩のあたりをくすぐってくる軋みの音やBGM、奇をてらわない演出がじわじわ来る。アナベル人形の不気味さがすさまじい。

恐怖演出だけでなく、物語を形作る問題の家に住む家族と悪魔研究家の夫婦が恐怖に侵されていく姿、そして立ち向かっていく姿が、緩急をつけて丁寧に描写され目が離せなくなる。

素晴らしい正統派なホラーだった。

原題はTHE CONJURING。悪魔祓い。

ソードフィッシュ

見覚えがあると思って眺めてたらやっぱり見たことがある映画だった。

スーパーハッカーしか印象がなかったけれど、よくよく見てみるとだます気満々な構成と結構無茶なアクションがそこそこ楽しめた。

でもやっぱり、時間が経つにつれてスーパーハッカー以外の要素があやふやになってくるのを感じる。